2018年4月3日から「勇気のシルシ〜パラアスリートの挑戦〜車いすフェンシング〜」に“パラ界一のイケメン”と言われる、車いすフェンサー加納慎太郎選手が出演していました。
もともと剣道が大好きだったのに、16歳の頃、交通事故で車いす生活になってしまった加納選手。自身の過去を乗り越えて、車いすフェンシングで2020年東京パラリンピックを目指す彼はどんな方なのでしょうか。
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wiki風プロフィール
氏名 | 加納慎太郎(かのうしんたろう) |
生年月日 | 1985年3月2日(33歳/2018年4月現在) |
出身 | 福岡県福岡市 |
所属 | ヤフー株式会社 コーポレート統括本部 人材開発本部
東京で勤務し京都の練習場へ通っている |
2017年の試合結果 | 【車いすフェンシング日本選手権大会】
フルーレ 3位・エペ1位・サーブル 1位 【車いすフェンシング世界選手権大会】 フルーレ個人23位・サーブル個人19位 フルーレ団体9位・サーブル団体11位 |
目標 | 2020年東京パラリンピックでのメダル取得 |
フェンシングの試合は3種目あり
- 胴体(手足以外、背中含む)のみを突く「フルーレ」
- 上半身(胴体、両腕、頭)を突く「エペ」
- 上半身(胴体、両腕、頭)を突き、斬る「サーブル」
です。
日本では、1位!剣道をしていたとはいえ、車いすフェンシングを始めてからまだ約4年しか経っていないのに、すごいですね!
世界選手権では、課題が残る結果となりましたが、これを糧により努力していくといった内容を自身のブログで語っています。前向きな姿勢が素敵ですよね。
経歴
11歳 | 父親の影響で剣道を始める。 |
16歳 | 交通事故に遭い、下肢切断となる。約2年間の車いすでリハビリ。 |
18歳 | 義足で歩けるようになる。 |
26歳 | 熊本総合医療リハビリテーション学院義肢装具学科で学ぶ。教員のすすめで義足をつけて陸上短距離を始める。 |
28歳 | 車いすフェンシングと出会う。 |
現在 | 競技と仕事、パラスポーツの普及活動にいそしんでいる。 |
事故で左足を失った時、落ち込みもあったけれど、「今にみてろよ」と思ってリハビリも兼ねて剣道を続けてきたそうです。負けず嫌いで芯の強い性格なんですね。
2013年に、東京パラリンピック開催を知った時が、健常者に剣道で勝つことが目標だった加納選手の転機でした。それまでは、パラスポーツを「障害者のスポーツ」と感じ、どこか障害を負った自分を認めたくない気持ちがありました。
ですが、パラリンピックで活躍すれば、華やかな舞台で力強い足跡を残すことができる、強く成長できると感じたそうです。
様々な競技がある中で、車いすフェンシングを選んだのは、大好きだった剣道の技術を生かせると思ったからです。これまで育った福岡から、車いすフェンシングに取り組むために京都で生活するようになりました。
日本では車いすフェンシングだけでなく、フェンシングもあまりメジャーではないので、
- 練習相手が少ない(始めた当時は加納選手を含め日本に2人しかいなかった)
- コーチが見つからない
- 上達するための情報がない
- 武具が高いけど自腹(貴族のスポーツだからなのもある)
- 車いすフェンシング専用の器具(車いすを固定するピスト)がない
など様々な壁にぶつかったそうです。
車いすに乗っての体の使い方や剣さばきを習得するために、海外のビデオを見ながら見よう見まねで練習していたそうです。
今でも競技人口は30人、ピストは未だに東京に2台、全国でも計5台しかなく、日本での練習環境は厳しい状態です。
ですが、車いすフェンシングのパイオニア的存在として、加納選手は「困難があるのはどのスポーツも同じ。今ある環境で最善をつくし、結果を出すしかない。競技の将来、今後に続く人たちのためにも、自分が成功しないといけない。」と考えています。
厳しい状況下でも、目標を決めたら前向きに進むという姿に心うたれますよね。加納選手が成長し活躍する中で、日本での車いすフェンシングの認知度も上がってきました。加納選手と車いすフェンシング両方にとって、運命の出会いだったと言っても過言ではないと思いました。
仕事と両立する姿がかっこいい
加納選手は仕事も真剣に取り組みたいと考えており、ヤフーの人事で毎日就業しています。
毎日13時まで勤務し、その後夜遅くまで練習する日々を過ごしていて、しかも、常にパソコンを持ち歩いていて時間があれば、仕事をしているそうです。
出典 https://about.yahoo.co.jp/blog/workstyle/
ヤフーの競技者を支援する取り組みのおかげで、器具や練習環境が整ってきたとうれしそうに話していました。ですが、それだけではなく、常に背中を押してくれるヤフーの社風が大好きだそうです。
今できることは何でも取り組み、吸収して成長していきたいと考えている加納選手にとってはぴったりの職場なのかもしれませんね。
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パラスポーツを広める活動も!
2020年に東京でオリンピック・パラリンピックが開催決定して以来、ようやく話題が増えてきたパラスポーツですが、いまだにオリンピックよりはメジャーに取り上げられていないのが現実です。そのため、彼はパラスポーツをもっと知ってもらおうと講演会や、メディア出演などを積極的に行っています。
加納選手が出演し、自分の気持ちを語った動画がこちら。
会社勤め、競技の練習もしながら様々な活動をしているのが、エネルギッシュですよね。私も加納選手の存在を知ったことがきっかけで、パラスポーツについてより学ぶことができました。
パラスポーツの魅力を伝えるだけでなく、障害を抱えながらも前に進んでいく人たちの心の支えになればと考えているようです。
後輩育成にも力をいれていて、加納選手と同じ、剣道経験者から車いすフェンシングを始めたばかりの少年に熱心にアドバイスを行ったりしているようです。
自身が競技を始めた時に車いすフェンシングが日本でマイナーすぎて苦労した経験があるからかもしれませんね。自分が大変な思いをした分、他の人に優しくできるところがかっこいいです。
「武井壮のパラスポーツ真剣勝負」では、武井壮にもアドバイスしながら、真剣に戦う姿が放送されていました。
真剣な眼差しと迷いのない姿に思わず、加納選手のファンになってしまいました。
知れば知るほど、イケメンなだけでなく内面もかっこいいです。
出典 https://sports.yahoo.co.jp/
両親はどんな人?結婚や彼女は?
加納選手が子どもの頃、剣道を始めるきっかけとなったのが、父親だと公表しています。
両親の画像や職業が気になって調べてみましたが、残念ながら情報はインターネット上には出てきませんでした。「勇気のシルシ」番組内では登場するかもしれませんね。
また、結婚について調べてみたところ、独身でした。
彼女についても調べてみましたが、特に情報はありませんでした。
でも、これだけかっこよかったら、素敵だな、、、と思っている人はたくさんいると思います。
目標に向かって突き進む加納選手なので、今は仕事もしながら、2020年のパラリンピックに向けて邁進しています。恋愛などに時間を割いているのがもったいないのかもしれませんね。
5.まとめ 2020年東京パラリンピックを応援!
出典 https://www.nikkan-gendai.com/
加納選手については
- 仕事と競技だけでなくパラスポーツを広める活動にも積極的に取り組んでいる
- 後輩育成にも熱心
- 負けず嫌いで芯の強い性格
- イケメンで内面も前向きさがかっこいい
- 両親の姿はインターネット上には公表していない
- 結婚はまだしておらず、今は競技に専念している様子
ということがわかりました。
2020年の東京パラリンピックは目が離せませんよね!
東京パラリンピックの日程は、2020年8月25日(火)〜9月6日(日)です。
もちろん、試合日程はまだ決まっていませんが
せっかく東京で行われるので、見に行きたいですよね。ぜひ、みんなで応援しましょう!
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